スタートアップ ファシリテーターの心掛け

「新しいこと」を始めるあなたに

聞き手に動いてもらうには?

わくわく様です!
スタートアップ ファシリテーターの中本 卓利(たくと)です。

今回のブログは「聞き手に動いてもらう」ヒントになるかもしれません。
先日は東京にて「1分で想いを伝える」ワークショップを開催しました。

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 その場に集った皆でアイディアを練って、1分の発表に繋げていきます。発表時には、課題と解決策がきちんとセットで提示されるに至りました。「社員の転職を防止するために、~~~の仕組みを提案したい。具体的には…」けれども、発表を一通り終えた後、全員の発表に欠けているものがありました。それは、聞き手に対する「※お願い(要求)」です。

 

※お願い(要求)
聞き手に起こして欲しいアクションを具体的に伝えること

 

 そもそも、話し手は何のために自分自身の想いを伝えるのでしょうか。その答えは一つで、聞き手に何らかしらのアクションを起こして欲しいからに他ありません。それは、聞き手にアイディアに対するフィードバックを行ってもらうこと、かもしれません、または聞き手にアイディア実現のメンバーに加わってもらうこと、かもしれませんし、はたまた、聞き手にアイディア実現のためのお金を出してもらうこと、かもしれません。けれども残念ながら、聞き手は「話し手に何を期待されているのかを考えて、相手の期待通りにアクションを起こす」そんな都合の良い存在ではありません。聞き手は話を聞く中で解釈も入れますし、聞いただけで終わることも多々あります。だからこそ話し手は、聞き手に対して「どのようなアクションを起こして欲しいのか」を具体的に伝えることを忘れないよう心掛けたいですね。


いかがでしたでしょうか。
これからも「新しいこと」を始めるあなたの力になれれば幸いです。

 

思い込みを打破するには?

わくわく様です!
スタートアップ ファシリテーターの中本 卓利(たくと)です。

今回のブログは「思い込みを打破する」ヒントになるかもしれません。


先日はつくばにて、「1分で想いを伝える」ワークショップを開催しました。

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 参加者の方々を確認していると、そこには制服姿の女性が一人。いや、まさか…と思って年齢を確認したところ、本当に女子高生の方でした。話を聞いてみると、スタートアップやハッカソンに興味があるとのことで、この「1分で想いを伝える」ワークに参加してくれたとのこと。その女子高生の発表内容が思い込みを見事に打破してくれたので、今回はそれを共有したく記事を書き起こしてみました。

 

 その内容を共有する前に「1分で想いを伝えるワーク」を簡単に紹介を。このワークは1分以内に、自分自身が捉えた課題を共有し、それを解決するアイディアを発表する手法を学ぶものです。どのような要素を盛り込めば、またどのように物事を組み立てれば、より多くの共感・協力を得られるかを実践を通じて学んでいきます。今回の女子高生の方の発表は下記のようなものでした。

 

「冬の日もストッキングを履いて脚を綺麗に見せたいと思っています。けれども、ストッキングは本当に寒い。だからカイロを脚に貼りたいけれども、それを脚に直接貼ってしまうと見栄えが悪い!ということで、【極薄で、それを貼っていることを気付かれない、肌色のカイロ】を作りたい!」

 

 その話を聞いていた参加者の方々からは驚嘆の声が漏れました。思えば確かにカイロはどれも同じ色で、同じ厚みで、ファッション性は皆無。それが当然になってしまっていて、全く考えが至らなかったと。ファッションのためには寒さに耐えなければいけないと思い込んでいたと。

 

 ここから一つの教訓を得ることが出来ます。思い込みを打破したい時は、常識に囚われていない方の話を聞くことも大事であると。

 

今回のエピソードはいかがでしたでしょうか。

これからも「新しいこと」を始めるあなたの力になれれば幸いです。

【祝】クラウドファンディング達成!!!

 起業家育成を通じた熊本復興プロジェクト、229%(516,000円)にて達成いたしました〜!!!たくさんの、本当にたくさんの方々のお力添えのおかげです!!!集まった資金を元に、次は熊本で企画の実現を進めます!引き続きのご支援、よろしくお願いします!!!

P.S.
「どうしてそこまで頑張るんだ。熊本に縁もゆかりもないじゃないか。」と、クラウドファンディングの真っ最中に問われたことがあります。それに対して自分はこんな言葉を返しました。「他人事じゃないからだ。」と。地震に限らず予期せぬ苦境は常日頃から人生に降り掛かります。それは交通事故かもしれません。それは病気かもしれません。どんな形で立ち現れたとしても、その苦境を自分の力で乗り越えようとする意志を持っていなければ、きっと人生を「何かのせい」にして生きてしまいます。人生を過去に縛り付けて生きてしまいます。

あの地震が起こっていなければ、と。
あの事故が起こっていなければ、と。
あの病気が起こっていなければ、と。

 それは自分が人生で二度と繰り返さないと心に誓った生き方です。だから、支援される立場から自立した立場へ戻ろうとする熊本の方々の願いを「他人事」だと割り切りたくなかったんです。自分たちの手で未来を創ろうとする熊本の方々の頑張りを、見たことも聞いたことも無かったことにはしたくなかったんです。ただその想いが、自分を熊本復興へと突き動かしています。

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熊本復興クラウドファンディングへの挑戦

熊本は「自立」の機会を掴みたいんだ。
震災前よりも生活が楽になった人がいる。
寄付に慣れて努力を忘れてきた人がいる。
世話されることが当然になった人がいる。
それじゃあダメだ。お金だけじゃダメだ。
本当の意味で熊本が復興するには、
熊本が自分の力で歩き出すことが必要なんだ。

 熊本に寄付をしようと思っていた矢先、熊本の方からいただいたこの言葉が、今回のクラウドファンディングの全ての始まりでした。何かしたい。応援したい。その気持ちを「お金」に変えて支援することは、熊本の方々に(長期的には)良くない結果を導く場合があると知り、自分はただただ衝撃を受けるばかりでした。「寄付」ではない支援のカタチを考え始めたものの、中々に答えを得られず行き詰まり。そこで友人と意見を交換してみると、一つの方向性が見出せてきました。「お金」を直接に手渡すのではなく、その「お金」を使って熊本の自立に繋がる「機会」を手渡そうと。

-自立の機会-

 そのために今の自分の出来ることは何だろうと思い巡らすと、ある一つの答え「起業家を育てる場を作る」に辿り着きました。この取り組みは震災の特効薬ではないけれども、中長期な熊本の発展に貢献できる。そう考えた私は早速、熊本の方に起業家を育てる場を震災後の今だからこそ設けてみては、と提案を投げかけました。

返事を待つこと5分。

 メッセージ画面に飛び込んできた言葉は「やりましょう!」の一言でした。よし!起業家を育て熊本を元気に!と気持ちが上向いたものの、自分一人では開催に必要な経費が賄えない、そんな壁が目の前にたちはだかりました。とてもとても困りました。作る未来は決まり、賛同してくれる方もいる。けれども、お金がない。。。落胆こそしたものの、簡単には諦められませんでした。「熊本を元気にしたい」この気持ちは自分だけのものじゃないはずだ。熊本で起業家を育て復興を支援する取り組みに共感し、力を貸してくださる方はきっといるはずだ。そう信じた自分は想いを共にする仲間を集める「クラウドファンディング」への挑戦を決意しました。

「起業家育成で復興支援?何を言ってるの?」
「自分がいい人だって思われたいだけでしょ?」
「もっと他のお金の使い道があるんじゃない?」

 正直な話、準備を始めた当初は不安な気持ちでいっぱいでした。きっと否定の言葉がたくさん飛んでくるだろうなと後ろ向きになったこともあります。けれども友人たちに想いを伝えるたびに、

「新しい支援のカタチ、応援するよ!」
「卓利さんの想いに共感しました!」
「自費で熊本まで手伝いに行きます!」

 と、たくさんの応援の言葉をもらうことができ、迷いを断ち切ることができました。そして様々な方にお力添えいただき、本日のリリースまで無事に辿り着くことができています。本当に本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。もし、もしあなたの心がほんの少しでも揺り動いたなら、このクラウドファンディングを応援していただけると嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

https://swtokyo.doorkeeper.jp/events/46064

 

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アイデアをカタチにするには?

わくわく様です!

スタートアップ ファシリテーターの中本 卓利(たくと)です。

 

今回のブログは「アイデアをカタチにしたい方」のヒントになるかもしれません。


先月開催のFintech(金融×テクノロジー)事業創出ワークショップ。
約80名の方が集い、アイデアのカタチ作りに挑みました。

 

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※会場の様子

 

合計8チームに分かれ事業作りを競い合った週末。

その中ではアイデアをカタチに出来たチームと、

イデアをカタチに出来なかったチームの二つが生まれました。

振り返って両者の違いを考えてみるに、一つの要素が思い当ります。

それは「検証(※)」に取り掛かるタイミング。

前者のチームは後者のチームに比べ、半日ほど早く検証に入っていました。

※ここで表現する「検証」とは、アイデアを他の方に共有し、

 フィードバックをもうこと、を指しています。

 

より早く検証をした前者のチームには、新しい発見を得ていました。

「今ある貯金アプリでこんなことを困っていたんだ~!」
「自分たちのサービスをお金を払っても使いたいって言ってくれたね!」

フィードバックをもらうことで、

考えていた「課題」が思い込みであることが分かったり、

また考案していた「解決策」が有効であることの確認も出来ていました。


一方、検証が遅れた後者のチームは、議論が盛り上がっていました。

「こんな風にホームページを作ると見やすくていいかも!」
「お客さんを獲得するためにキャンペーンとかどうかな!」

フィードバックがないために、妄想が膨らみ続けていました。

その結果として、最終日に審査員の方々に事業を発表したところ、

「本当に課題はあるのかな。誰が困っているんだろ。」
「提案のアプリには、使い手への考慮が入っていませね。」

と、厳しいコメントをいただく結果となりました。

 

もしあなたがアイデアをカタチにしたい時、

もしあなたが新しいビジネスを立ち上げたい時、

まず誰かにあなたの考え(想定する課題や、それに対する解決策)を共有し、

フィードバックをもらうところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

これからも「新しいこと」を始めるあなたの力になれれば幸いです。

 

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※最終日の集合写真

新しいチームを作るには?

わくわく様です!

スタートアップ ファシリテーターの中本 卓利(たくと)です。

 

今回のブログは「新しいチームを作りたい方」や

「チームをまとめたい方」のヒントになるかもしれません。

 

昨夜はつくばで新規事業創出ワークショップのキックオフMTG

昨年につくばで初開催した企画の第二回を作り上げよう!という集いです。

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※昨年開催時の様子

 

キックオフMTGへの参加は合計16名。

第一回の運営メンバーや参加者に加え、

噂を聞いて興味を持った方も集うこととなりました。

 

「新しいメンバーと関係性が築けている。」

「お互いの役割を決めて動き出している。」

そんなキックオフMTG後の姿に向けて、

今回は二つのセッションを取り入れることに。

 

一つ目のセッションは、第一回の場の振り返りです。

嬉しかったこと。気付いたこと。学んだこと。新しかったこと。

その場を通じて生まれたものを思い出す時間を設けました。

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※キーワードをポストイットにメモする様子

 

思い出したことを声に出して分かち合うと、

「アイディアをカタチに出来て面白かったね~!」

「煮詰まった時にみんなで食べたカレーが忘れられないよ。」

「高校生で起業することになるなんて!」

笑い声が飛び交い、あたたかく穏やかな雰囲気に。

 

そしてここから先は二つ目のセッションへ。

わくわくしていること。経験していること。変わっていること。

第二回の場を通じて生まれているものを描き出す時間を設けました。

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※描いた未来をホワイトボードに集めた様子

 

思い描いたことを声にして場に広げると、

「つくばから世界へ!そんな風になったらいいよね!」

「新しい輪を広げるか~わかるわかる!」

「そうだよね。いま住んでいるつくばに貢献したいよね~。」

たくさんの共感に溢れ、未来が分かち合われました。

 

ここから先は、そんな未来はどうやって作ろうか、というお話に。

何が必要だったかな?いつまでに終わらせようか?誰が進めようか?

と、実現に向けて楽しく語り合うことになりました。

 

キックオフMTGを終えた後は、 

「みんなで未来を感じられて、なんていうか、一体感ありますね!」

「立ち上げた時のことを思い出して、次に向けてやる気が出ました~。」

「初めての参加なのに、なんだか最初から一緒に企画していた気持ちです。」

心躍る言葉と気持ちで満ちていました。

 

これからも「新しいこと」を始めるあなたの力になれれば幸いです。

 

 

P.S.
つくばで開催の新規事業創出ワークショップはコチラご参考ください。

第二回は2016年5月27日~29日に筑波大学にて開催予定です。

https://www.facebook.com/swtsukuba/

 

目標を三日坊主で終わらせないためには?

わくわく様です!

スタートアップ ファシリテーターの中本 卓利(たくと)です。

 

今回のブログは「新しいことを始めたい方」や

「目標を三日坊主で終わらせたくない方」のヒントになるかもしれません。

 

本日は新年の目標を設定するワークショップを開きました。

参加者は合計12名。国籍はスウェーデンからモンゴルまで様々です。

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会を始める前に参加理由を聞いてみると、

「いつも三日坊主で終わっちゃうの。」

「時間を取って考えることをさぼってしまって。」

「一人だと延々と悩むだけで終わっちゃうんです。」

等々、お国を問わず困りごとがたくさんありました。

 

どうして「目標」を立て、それを達成するに当たって、

こういったネガティブなことが起こってしまうのか。

 

目標を達成する手段(スケジュール管理等)も大事かと思うのですが、

そもそも立てた目標が自分に合っていない

(「過去」とも「未来」とも紐づいていない)ことが理由の一つとして考えられました。

 

そこで本日の会では「ダイアログ」の形式を用い、

まず「過去(この場に参加するまでの自分の姿)」を振り返り、

その後に「未来(この場を経てなりたい自分の姿)」を描き出し、

そして最後に過去と未来を繋ぐ「目標」を定める機会を持ちました。

 

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※過去を振り返り「大切にしたいこと」をレゴで表現するセッションの様子

 

合計3時間の会の中で目標について考えたのはたったの「15分」です。

けれどもその前に、過去を振り返って、未来を見つめたので、

参加前は悩んでいた方も、目標を書く際にはすっと筆が走りました。

 

「納得感がありますよね。自分のことをきちんと理解できたから。」

「これまでも、これからも、わくわくする目標が見つかりました。」

「一人では悩んじゃうようなことも、みんなと一緒だから考えられました。」

 

等々、会の終わりにはとても温かな言葉をいただけました。

これからも新しいことを始めるあなたの力になれれば幸いです。